高校１年生の時、GTEに参加しました。5日間のプログラムの間に、起業・ビジネスの話を聴きながら、問題を発見することと、解決のための効率的な手段を思案することの大切さを感じました。また、ビジネスアイディア発表のチームメンバーとのビジネスプラン作成やその発表に向けた準備やディスカッションを通し、一つの現象は視点を変えると全く異なる問題が見えてくることを感じたり、一つの問題に潜む幾つもの小さな課題を的確に見出すおもしろさを教わったりしました。そしてそれらを英語で学び、表現することができたことは大きな自信につながりました。GTEでの経験は、後の高校生活にも影響しました。もっと英語力を伸ばしたいという気持ちから英検１級、国連英検特A級に挑戦しました。国連英検に向けた学習では、国家間にまたがる問題に触れることもあり、その問題を各国はどのように捉えているのかに興味が湧き、英語で放送されている数カ国のラジオ番組を聴くことが毎日の習慣にもなりました。中学生の頃に始めた数学の研究では、行き詰まっても、別の視点を加えることでわずかながらも進展を続けています。今はまだ、自分の研究を進めることに精一杯です。それが成し遂げられた時に研究とビジネスをつなぐ次のステップを常に頭の片隅に置くことができているのは、GTEサマーイノベーションに参加した最大の成果だと考えています。